意識中くらい系パンダ〜会社を使い倒すゆる社員〜

会社の使いこなし方を模索するゆるい会社員。会社を使い倒す話と雑談ネタ。

確定申告〜副収入の存在を会社にも家族にも知られたくないとき【会社を使い倒す話】



通常、会社員は年末調整をするため、自分で確定申告をする必要はない。


しかし、年間の雑所得が20万円以上あったときなど、確定申告が必要になる場合もある。


雑所得や医療費控除、ふるさと納税の申請程度であれば、国税庁のHPなどを参考にして簡単に申告書を作成できる。


一方、よくある心配事の1つに「確定申告で雑所得を申告すると会社にその金額を知られてしまうのではないか」というものがある。


会社が副業禁止の場合はもちろん、そうでなくてもプライベートの副収入情報をイチイチ会社に知られたくはない。


会社に知られない方法については、ネットで調べるだけでも簡単に見つけることができる。


一方、「会社だけでなく家族にもバレたくないという場合にどうすれば良いか」についてネットで調べても、現時点では情報が見つからなかった。


旦那にブログを見られたくないブロガー妻や、副収入の存在を知られた途端に奥さんから金をせびられるATM夫など、世の中には様々な事情をかかえた人達がいるはずだ。


また、配偶者や家族自身に知られるのは問題なくても、彼ら彼女らがお喋り過ぎて危険、という場合もあるかもしれない。


現時点では問題ないとしても、今後どんな状況になっていくかは分からない。


そこで税務署担当者にも確認しつつ、確定申告によって会社と家族のどちらにも副収入の存在がバレない方法について調べてみた。


なお、地域によって税金担当者の対応が異なる場合があるそうなので気をつける必要がある。


目次



会社にバレない方法


そもそも確定申告でなぜ会社に副業がバレるのか


昔、税理士の知り合いに聞いたのだが、副収入が会社にバレる理由として、会社から徴収される住民税額が大きくなってしまうため、というのが最も多いそうだ。


多くの会社員の場合、住民税は会社に徴収される。


地区ごとの都税事務所や市税事務所などから住民税額が会社に通知され、それを元に会社の担当者が給与から差し引く。


このとき、給料から算出される住民税の額よりも通知された住民税額が大きいと、会社の担当者が副収入の存在に気づく可能性がある。


これの対策としては、給与所得分以外の住民税は会社に天引きさせるのではなく、自分で納付するようにすれば良いとのこと。


具体的には、確定申告書第二表の「住民税に関する事項」のところで、「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」のところで、「自分で納付」の左に丸をつけるだけで良いそうだ。



税務署にも確認したが、こうすれば給与所得分に対する住民税のみが会社に通知されて、住民税の増加分について会社に通知されることはないとのことだった。


また、その他に連絡することもないとのことだったので、これで確定申告によって知られてしまう要素はないはず。


ただし、副業として別の会社等から給与所得を得ている場合、住民税を自分で納付することはなかなか許可されないらしい。


税金の取りっぱぐれをなくすために、給与所得については天引きが前提にされてしまっているようだ。



家族にバレない方法


[家族にバレるリスク①]マイナンバーの記入


(1)扶養控除等をしていない人の場合

確定申告書には配偶者や家族のマイナンバーを書く欄がある。


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確定申告書A第二表の家族等マイナンバー記入欄


扶養控除や配偶者控除の申請をしていない人は配偶者等のマイナンバーを知る必要がないはずなのに、それを配偶者等に聞いてしまうと何故必要なのかと疑われる可能性がある。


上の画像のAの欄は控除申請欄なので記入不要だとしても、Bの欄の「同一生計配偶者」のところはどうなのだろうか。


初めに確定申告担当の税務署職員に質問したとき、こんなことを言われた。


ワイ「仮に扶養控除や配偶者控除の申請をしない場合、同一生計配偶者のマイナンバー等は記入する必要があるんですか?」

確定申告担当者「えーと、あの、配偶者がいる場合は原則必要です」

ワイ「…原則っていうことは別になければないで問題ないということですか?」

確定申告担当者「配偶者がいるのであれば書いた方がいいと思います。」

ワイ「でも扶養控除しないのに何故必要なんですか?」

確定申告担当者「住民税は都税事務所や市税事務所の管轄なので、実際の運用は私達の方では分かりませんが、あった方がよいと思います。」


確定申告をすれば所得税と住民税の両方について申告することになるが、その確定申告の受付を担当しているのは国税庁所管の税務署で、どうもそこの職員では住民税の事務についてはよく分からないようだった。


そこで、次に区役所の住民税担当者に同じことを聞いてみた。


ワイ「仮に扶養控除や配偶者控除の申請をしない場合、配偶者のマイナンバー等は記入する必要があるんですか?」

住民税担当者「全く必要ありません」


そうだろうと思いながら念のため確認したのだが、そもそも扶養控除や配偶者控除をすることで納税額が減額するので、不正な申請を防ぐためにマイナンバー等を書かせるのだ。


仮に本来控除申請できる人がしていなかったとしても、徴収する側からすれば多く税金を払ってもらえるだけでなんの問題もない。


当然、裏取りの調査もしないのでマイナンバー等を書く必要はないのだろう。


空欄のままでよいそうだ。


それにしても確定申告担当者の言うことを鵜呑みにしていたら間違った認識になるところだった。


(2)扶養等をしている人の場合

この場合は、元々年末調整の時点で会社に対してもマイナンバーを伝える必要があるので、素直に家族に聞けば問題ないはず、というか、すでに知っているはずだ。


もし現時点で知らないのであれば副収入のことなど言わなくても「年末調整で必要だからマイナンバーを教えて」と言えばいい。


(3)扶養等されている人の場合

現在扶養されている人が、自分の収入が上がったことで扶養控除等から外れるのであれば、副収入の存在そのものを隠すことはかなり難しい。


条件を満たしていないのに扶養している側(夫、父など)が扶養控除申請してしまうと、税務署から連絡されてしまう。


ただ、確定申告をすることで扶養から外れるとしても、収入の証明書等を扶養者に見せる必要はないはず(たぶん)


もしどこから副収入を得ているかということを秘密にしたいだけなら、素直に副収入があることを告白し、ゴルフ大会の賞金だとか商店街の副賞だとか、その人の状況に合わせてなんとか誤魔化すしかないかもしれない。


[家族にバレるリスク②]住民税納付書の通知


前述のように、会社に副収入を知られないために給与所得分以外の住民税を自分で納付しようとすると、今度は住民税納付書が自宅に届いてしまう。(6月頃)


副収入がなければこんなものは届かないはずなので、場合によっては家族に副収入の存在がバレるリスクもある。


ただし、確定申告書の住所は住民票の住所にする必要があるが、納付書の送り先は後から変更できる。


別途変更依頼書を税務署へ提出することで、別の場所で受け取ることができる。


送り先を実家にするなり、税理士事務所にするなり自分の都合の良いところにできれば家族に見られるリスクは減る。


大手企業に勤めているなら、いちいち郵便物を人事に確認されないと思うので、大胆に会社で受け取るという手もあるかもしれない。(ただし同僚には見られる)


また、送り先を変更したことを忘れたために納付書を受け取れず、納税漏れすることは絶対にないように注意しなければならない。


なお、変更届の書式は市区町村によって異なるが、基本的に送付先変更の理由が必要になる。


ここで、良い例が1つあった。 下のリンクは国分寺市が公開している送付先変更届の記入例だ。


http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/smp/res/projects/default_project/page_/001/004/492/souhuex.pdf


これには送り先を変更する理由としてただ単に「息子宅にいることが多いため」と記入されている。


なお、一度送付先変更申請をすると再申請するまでずっと申請した送付先に送り続けることになるようなので、そのことを忘れないように気をつける必要がある。




その他の注意事項


確定申告書を直接見られたらもちろんバレるので、上の話は当然見られないようにする前提である。


また、上でも書いたが、地域によって税務署の対応が異なる場合があるようだ。(下手すると担当者によっても変わるかもしれない)


引越しの度にその地区の税務署や区役所市役所に確認する方が良さそうだ。


税金を扱う職員は冷たいイメージがあるかもしれないが、実際には質問すればかなり親切に教えてくれた。


また、直接行かなくても税務署や区役所に電話して質問すれば教えてくれるので是非活用してほしい。



極寒の朝、倒れた木に跨ったまま静止する謎の男

今週のお題「雪」

 

 

まだ学生だったある日、ある雪国で3日ほど滞在したことがあった。

 

朝起きて外を歩いていると、積もった雪の重さで木が倒れ、道に横たわっていた。

 

雪国では雪の重さで木が倒れることまであるのか、と少し感動できたのは良かったが、倒れた木が端から端まで道を塞いでいたので、道を通るためには木を乗り越えて行かなければならなかった。

 

まあなんとかなるか、と思いながら歩いて木に近づいていくと、体格の良い20歳前後の男性が木に跨ったまま止まっていることに気づいた。

 

ワイ(この寒い中何しとんねん…)

 

と思いつつ、なんとなくあまり目を合わせないようにその男性のいる場所と離れた側の木に向かっていった。

 

太い木だったし、道が凍っていて滑るので、簡単に木を跨ぐことはできなかった。

このため、倒れた木の上に乗ってから反対側にジャンプして降りる、という動作でなんとか乗り越えることができた。

 

それにしてもあの男性は何をしていたのだろう。

 

ワイ(体はゴツイけど、きっと極寒の朝でも倒れた木に興奮して一人で跨り続けるくらい少年の心を忘れない人なんだろう)

 

ふと先ほどの男性の方を振り返ると、相変わらず木に跨っていた。

こころなしか寂しそうな目でこちらを見ている気がしないでもなかった。

 

ワイ(もしかするととても嫌なことがあったか何かで、頭を冷やしているところなのかもしれない)

 

何故木に跨り続けるのか理由は気になったが、それには触れない方が良いと考え、そのまま歩いていくことにした。

 

 

数年後、その理由は判明した。

 

 

会社員となったある日、仕事である男性と雑談していた。

 

男「私はヘルニア持ちで、無理するとすぐに腰が痛くなるんですよ」

ワイ「そうなんですか、気をつけないといけないですね」

男「昔、道に木が倒れていたことがあり、それを跨いで通ろうとしたら、持病のヘルニアが悪化して動けなくなってしまったことがあるんですよ。」

ワイ「そもそも何で木が倒れていたんですか?」

男「大雪の後だったので、雪の重さに耐えられず木が倒れたみたいです」

男「私が木に跨っているのをみんな不思議そうに見ながら木を乗り越えていっていました」

男「その時に一度木に乗る人がいて、乗るときの振動で木が大きく揺れるので腰がさらに痛くなっていつまでも動けなくなりました」

ワイ「寒い中不運でしたね」

 

 

 

ワイ(……………ん?)

 

 

 

ワイ(これあいつやないか!)

 

 

その人は私が昔見た男性と同じように体格も良く、うろ覚えだが顔も似ているような気がする。

そして出身地も私が昔行ったあの雪国だった。

 

 

少年の心を忘れない人だとか、頭を冷やしているところだとか、完全に間違った観察だった。

 

本当は助けなくてはいけなかったんだな。

 

 

ワイ「無理のないようにしてください」

男「はい」

ワイ(…あのときは木を揺らしてスマンな)

 

 

 

残業が少ない会社に転職したい人も「残業が少ない会社ランキング」はあまり鵜呑みにしない方が良いかもしれない【会社を使い倒す話】



先日、転職情報サイト、キャリコネが年代別に平均残業時間の少ない企業を発表した。

なお、「日経業界地図2018年版」に掲載されている企業のうち、登録者の口コミが10件以上あった企業の中から、平均残業時間の低い順に並べたものだそうだ。 対象期間は2017/4/1-2018/3/31。


・20代の残業が少ない企業ランキング https://www.google.co.jp/amp/s/news.careerconnection.jp/%3fp=66588&=1

・30代の残業が少ない企業ランキング https://www.google.co.jp/amp/s/news.careerconnection.jp/%3fp=66599&=1

・40代の残業が少ない企業ランキング https://www.google.co.jp/amp/s/news.careerconnection.jp/%3fp=66514&=1


これらの年代別ランキングを一つにまとめると下の表のようになる。



順位 20代 30代 40代
1位 第一生命保険
9.9h/月
キャノン
13.0h/月
日本郵便
11.1h/月
2位 日本郵便
14.0h/月
本田技研工業
17.4h/月
日本生命保険
12.9h/月
3位 トヨタ自動車
15.6h/月
リコー
18.6h/月
シャープ
24.6h/月
4位 デンソー
16.7/月
NEC
25.0h/月
東芝
24.8h/月
5位 イオンリテール
19.6h/月
富士通
29.0h/月
日産自動車
27.5h/月



ここで、あれっ?と思った。

年代によって順位が全く違う。

日本郵便は辛うじて20代と40代の両方にランクインしているが、その他の企業はどれかひとつの年代にランクインするのみだ。

それに残業が多いと聞いたことがある企業も多くランクインしている。


なぜこんなことになるのだろうか。

ゆる会社員の私としてはこのランキングは少し気になるが、ここにランクインする企業は本当に残業が少なく社員に優しい会社だと考えて良いのだろうか。

それともあまり鵜呑みにしてはいけないデータなのだろうか。


企業が残業が少なくする理由の一つに、事業縮小を目的とした人件費削減がある。

反対に、成長している事業であればどうしても残業が多くなりがちだ。

各企業のデータは、転職情報サイトキャリコネの登録者からの情報を集計したものだという。

このため母集団が転職したいと考えている人に偏っていることが想定される。


転職したいと考える理由はそれぞれだが、ランクインした企業の回答者の大半は残業が少ないはずなので、少なくとも激務がその理由とは考えにくい。

残業が少ないことと併せて考えると、例えば事業が収束に向かっているなど、現職に将来性がないと考えている人達なのかもしれない。

実際、ランクインしている企業は最近不調のところも多そうだ。


通常、収束させる事業にはあまり新入社員を配属させない。

なので、せっかく残業が少ないと思って入社したのに、入ってみたら残業だらけの忙しい部署に配属された、ということも大いにあり得る。


実際、私の会社でも部署によっては労基違反ギリギリのところもあれば、毎日定時で帰る部署もある。

従業員が毎日定時で帰っている部署はすでに人が足りているので、あまり新人が入ってこない。


単に残業が少ないところで働きたいという人は注意してほしい。


ちなみに基本的には私も残業をせずに早く帰りたい派だが、むしろ好んで残業していた時期もあった。


もちろん、やりたくもない仕事を深夜までやっていたこともある。

だが、単純に自分の好きなことをするために残業していたこともあったのだ。

こう聞くと社畜だと思うかもしれない。

「会社に洗脳されているぞ。目を覚ませ。」と言う人もいるかもしれない。

むしろ社畜であったならまだ聞こえが良いと思う。


実際はしなくても良い残業を勝手にしておいてしっかり残業代をもらう困った社員だったのだ。


残業時間には、新しいことを考えたり試したり、いろんなアイデアや将来自分たちがやるべき仕事について話あったり、興味のあることを勉強したりしていた。


会社から言われてやっているのではなく、ただ面白くて気楽に残業していた。

そうすることでスキルが身についた部分もあったと思う。

ちなみに早く帰りたければ大抵は問題なく帰れた。

結果的に給料を貰いながら自分のスキルを磨いていた。


残業時間はこのランキングにとても入らないであろうくらいに多くなっていたが、今になって思うと、こんな感じで残業している人たちに残業代をしっかり払ってくれるのだから、むしろ相当優しい会社だったのかもしれない。



会社に金を使わせれば使わせるほど人材としての価値が高くなる【会社を使い倒す話】

 

必ずしも終身雇用が保証されなくなった今、会社に散々都合よく働かされたあげくリストラされる、ということは常に起こりうる。

 

だが会社に使い捨てされるのを恐れて過ごすのではなく、こっちが会社を使い捨てるんだ、くらいの気持ちでいたいものだ。

 

会社の持つ資産・人材・ブランドや、会社員としての信用・安定・福利厚生などを使いこなして最大限に自分も得をするように動きたい。

 

そこで今日は「会社に金を使わせれば使わせるほど人材価値が上がる説」を唱えたい。

 

身につけさせるためのコストが大きく需要もある能力は価値が高い

 

いくら企業から需要のある能力でも、誰でも簡単に身につけられる能力であればあまり価値が高いとは認識されない。

 

一方、世の中のほとんどの人ができないことでも、世の中から求められていない能力では価値が高いとは言えない。

(例えば鼻から牛乳を出せる能力とかは今更需要ないので価値が高くない)

 

需要が高く、かつ、他の人にはできない、そんな能力は価値が高くなる。

なお、ここでの「価値が高い能力」というのは、それがあればいつでも雇ってもらえる能力、(企業または一般顧客から)高い対価を支払ってもらえる能力、といった意味で使っている。

 

100%生まれつきの特性によるものを除き、一般的には他の人ではできない能力を身につけるには時間的・金銭的なコストをかける必要がある。

 

時間的なものは個人の努力によっても稼ぐことができる場合もあるが、金銭的コストを多量にかけることは通常難しい。

 

そこで、会社からお金をかけてもらって経験を積み、能力を磨こうという発想が出てくる。

 

お金をかけてもらって能力を磨くというのは、色々なパターンがあるが、例えば社員研修のようなもののことだけではない。

もちろん、社費留学や資格取得の費用を出してもらうというように能力開発のために直接的にお金を使ってもらうことも人材としての価値を上げる。

だが、それだけでなく、単純にお金を使って仕事をすること自体もその人が持つ経験の価値を上げる場合がある。

 

何億円で仕事を外注して目的を達成させたり、何十億の開発費を使って製品を完成させたり、何百億で事業を買収したり、というのは、通常は経験できる機会が少ない。

 

場合によってはそういったことをしていたという経験自体を高く評価されることもあり得る。

 

なぜなら、それと同等の経験を他の人に積ませようとすればコストがかかるからだ。

 

企業からすると、他の人にコストをかけて育てるより、特別高い給料を払ってでもすでに経験・能力を持った人を雇いたい、ということは起こりうる。

 

これはある意味ではズルいやり方だ。

仕事として大金を使うのはプレッシャーもあり意外と大変だが、お金を使える立場にないと経験できないことだからだ。

 

元々大金持ちの家に育ったのに景気悪化で父親が破産して貧乏になった人が、金持ち時代に高価な物にたくさん触れていたがために物の価値を見極める優れたセンスを持ち、そのセンスを活かして自分の力で再度金持ちになった、という人の話をたまにテレビでやっている。

 

これも「高い値段がつくもの」に囲まれて過ごすような金持ちだったから身につけることができた能力だ。

この人は子供時代に特別意識してそのための努力をした訳ではなかったはずで、一般庶民と異なる特殊な環境がこの人を育てたことになる。

庶民が頑張ってもなかなかこの能力を体得するのは難しい。

 

会社にお金を使わせて仕事をするということにも同じことが言える。

どんどんお金を使わせることで、他の人にはなかなかできない経験を蓄積できるのだ。

 

 

金をかけて育てた人材ほど手放すのが惜しくなる

 

男女どちらの場合でも大金を貢いだ相手にあっさり裏切られたら損した気持ちになるはずだ。

せっかくここまでお金をかけたのにリターンを受け取るまでは手放したくない、と思うかもしれない。

 

これは人事担当でも同じはずだ。

せっかくコストをかけて採用した新入社員がすぐにやめてしまわないようにするためにはどうすれば良いかというのは人事の悩みの定番の一つだが、これと似ている。

 

入社後にコストをかけて何年も育てたのに、ようやく貴重な人材に育ったと思ったらやめてしまった、ということになれば、「ちょっと待ってくれ」となるだろう。

 

人事だけでなく、管理職も通常人材育成の義務を持つ。

良い人材を育てたとなれば、それだけ評価も上がる。

一方、せっかく大事に育てた部下がやめてしまうとなれば、今までのコストが無駄になったということで上司の評価も下がる。

 

つまり、金をかければかけるほど、会社側にとってやめてもらっては困る社員になっていく。

 

ちなみに、最初に貢ぐ人の例え話をしたが、仕事ではなく、プライベートで他人からお金をもらうのは私としてはあまりオススメしない。

 

一方的にお金をもらうというのは不公平な関係性だ。

お金をあげる側からすれば、表面上は良いと言っていても、お金を貰わなくても付き合ってくれる相手に比べたら、お金を貰い続ける人間はどう考えても理不尽な相手だ。

お金をかける度に必ず相手を少しだけ嫌いになっている。

いつかお金をあげている側が冷静になったとき、損切りされるだろう。

損切りどころか復讐される可能性すらある。

もちろん直接現金をもらう場合だけでなく、何かを買ってもらい続けるのもほとんど同じだ。

 

 

会社に金を使わせ過ぎて損切りされないためには会社のためになる理由を作る

 

では会社にもいつか損切りされるのではないかというと、必ずしもそうではない。(もちろん損切りされる可能性はある)

 

金を出すか出さないか決めるのは上司、人事、経理などだとしても、実際のお金は彼ら個人の懐からではなく、会社や部門として持っている予算から出す。

だから個人からお金をもらい続けるのと比べたら恨みが少ない。

 

だからといって会社の正常な運営を継続するためにタダでお金をあげ続ける訳にはいかない。

先程のプライベートで貢ぐ話とは異なり、会社の利益になるからこそお金を使わせるのだ。

常にその正当性を主張していく必要がある。

 

そしてその主張を認めてもらうためには、普段からこの人にお金を使わせる価値があると思われるようにしておく必要がある。

 

誰でもその信頼を最初から持っている訳ではない。

だが、もし今その信頼がなくてなかなかお金を使わせてもらえないのであれば、ちょっとしたことからやれば良いのだ。

例えば、少しだけ費用をかけて何かを効率化したとか、少しだけ費用をかけたけど結果として全体のコストを下げたとか、そんなことでいい。

 

そういうことを繰り返していると、上司からすれば毎回精査して承認するのが大変なので、もう任せるから勝手にしてくれ、という状態になってくる。(もちろん不正は論外)

会社の利益にもなるようにすることを忘れないようにしつつ、いつのまにか使う金額を上げていけばいい。

 

会社に使われるだけではなく、自分のために会社を使いこなそう。

 

 

 

会社員向いてないなぁ→向いてる仕事なんてなかったw【会社を使い倒す話】

 

ある日の会話…

ワイ「なんか最近疲れてるなぁ。やっぱりサラリーマン向いてないのかな。やめようかな」

トッモ「昼出社したり早退したり散々有給とってこれだけゆるい生活してるのに、これに耐えられないんだったら他に何もできへんで」

ワイ「そやな」

…終了

 

 

自分でも私は会社員に向いてないと思うし、他の人からもそう言われることはある。

だが心の奥底では気づいている。

会社員以外の仕事も向いてないということに。

 

会社員はやめたくなったらいつでもやめられる。

一方、いわゆる新卒カードを使わずに後から大手企業に就職するのは一般的には難しいと言われる。

学生のときにはそんなことを考え、消去法的にとりあえず会社員になってみたのであった。

 

今の会社が面倒だと思うことはよくある。

しょうもない雑用も多い。

会社員とはいえリストラのリスクもあるし、生涯安泰とも限らない。

 

会社をやめて起業してみたいと思うこともあるし、転職を繰り返してステップアップしてみたいという考えもある。

そうやって挑戦してみたい気持ちも確かにあるのだ。

 

だが会社を辞めたとして、大したことができるだけの力が私にあるのかと考えると、あまり自信がない。

それに今の仕事そのものは面白いと思っている。

しょうもない雑用があったり、給料が上がりにくいことには不満だが。

 

私が現時点でやるべきことは、今の会社の社員であるうちに会社員の立場を使い倒して自分を鍛えたり、会社制度を使い倒して自分のライフスタイルを模索することだ、と考えている。

 

そうしていつでもやめられるだけの力をつけたり、むしろ会社員の方が自由で楽しく仕事ができるというような働き方を確立できたら、やめようがやめまいが楽しく生きられるはずだ。

 

 

 

 

 

ワイ、面倒な仕事を冷たく断る【会社を使い倒す話】

 

ある仕事が終わった後の会話…

 

課長「すばらしい」

部長「この仕事は君にしかできなかった」

別部署の部長「ここまでのものは過去に見たことがない」

部長「次回もよろしく頼む」

ワイ「二度とやりません」

本部長「本当によくここまで仕上げた。大変だっただろう。労いの意味を込めて今日は飲みに行こう」

ワイ「疲れたんで帰ります」

 

 

ある仕事が一区切りついたとき、自部署他部署の課長・部長、さらにはその上の本部長達にまで、めちゃくちゃ褒められた。

そして次も頼む、とその後何度も言われたが、二度とやらない、と断固拒絶した。

 

それでもクビにはならない。

会社員でも多少の選択の自由はあるものだ。

 

 

 

ちなみになぜその仕事を二度とやりたくないかというと、大変な割にあまり価値を見出せなかったからだ。

 

事業立ち上げを社内で承認してもらうために、あれやこれやとデータを集めたり理論構築したりして100ページ程度の資料を作る。

そして関係各所に説明し、指摘されたことに対して反論するか修正するかを繰り返す。

最後に本部長クラス数名と部長以下数十名の前で説明して承認をとる、というものだ。

 

これだけ聞けばそれなりに重要な仕事に思えるかもしれないが、実際には事業を立ち上げるための本質的な仕事ではなく、社内の関係各所に理解してもらうためだけの活動だった。

1つの資料を仕上げるために、協力してくれない現場担当と監査担当たちから私一人が責められまくる。

つまるところ単なる社内調整である。

 

通常こういうのは上司の仕事だが、上司が面倒がったので私が犠牲になったのだった。

 

 

 

 

豆まきで怪しいおじさんに怒られるの巻

今週のお題「わたしの節分」

 

 

節分の豆まき。

私も子供の頃にやったことはある。

 

どちらかというと普通は家の中でやるものなのだと思うが、近所の集まり(子供会というやつ)で豆まきしたときは、外でやっていた。

 

 

子供「鬼はー外ー!(豆ポイッ)」

謎のおじさん「食べ物を粗末にするな!」

子供&保護者(なんだあいつ…)

ワイ(…一理ある…)

 

 

あまり節分の風習についてよく知らないのだが、投げた豆を拾って食べるのが普通なのだろうか。

屋外でやってしまうと拾っては食べにくい。(まあ、洗えばなんとかなるだろうが)

 

少なくともそのときの豆まきは、用意した豆の一部を投げて、投げなかった残りを食べるという考えだったようだ。

 

つまり投げた豆を人間は食べない。

その辺にいる鳩にでも食べてもらうという考えだったのだと思う。

 

そのことに謎のおっさんが問題意識を持ったのか、それともただイライラしていて絡んできただけなのかは分からない。

 

子供の頃、時々怪しいおじさんと遭遇した。

子供を連れ去りかけたほど本当に危ない人もいる一方で、別に何も怪しくないのに何故か通報される人もいた。

このおじさんはどちらに分類されるだろうか。

 

まあ、普段は食べ物を無駄にするなと教えられていたので、その割に豆のポイ捨てはいいのかと少しだけ気にならない訳でもなかった。

 

といっても、子供と保護者が節分の行事に勤しんでいるところ、いきなり怒鳴りつけてくるのだから、どちらかというと前者の側のおじさんだったのだろう。

 

そんな節分の思い出である。