意識中くらい系パンダ

超絶意識低い系無気力人間だったけど最近少し意識高くなった人の話

努力をしなかったことで不利益を被ると、努力の価値に気付く

今週のお題「わたしのモチベーションを上げるもの」



昔の私は他に類を見ないほどの無気力人間だった。

いや、今も完全に治っているわけではないのだが…


例えば、一人暮らしをしていた頃は、ベッドから起き上がりたくないがために、ご飯を何も食べずに過ごす日がよくあった。

もちろん、風邪だった訳ではなく、ただ単に怠かったのだ。

特にハードな活動をした後でもないのに、起き上がるくらいなら空腹でいい、と考えて2日間寝続けていた。


また、特別何かを頑張ったという経験もなかった。

勉強もいい加減、運動にも興味がなく、部活は入部後3日だけ参加してその後は行くのをやめた。

それにコミュニケーション能力が高くて友人が多いといったタイプでもなく、アクティブに遊んで過ごしていた訳でもない。

ただゲームをやるかぼーっとして過ごしていた。


一方、一応そこそこ人気企業だったらしい自分の会社の中で上司同僚後輩達を見ると、就活を勝ち上がるだけあって、やはり何か頑張った経歴を持っている人が多い。


分類すると、大枠下記のようなタイプだ。


⑴「勉強も運動もそこそこ頑張ってきました!」という文武両道タイプ

⑵「とにかく勉強だけは頑張ってきました!」というガリ勉タイプ

⑶「勉強はできないけど部活で実績を残してきました!」という体育会系タイプ

⑷「研究で賞を取るなどの実績を残しました!」「海外経験が豊富です!」等の特殊能力タイプ


非常に定性的だが、大抵の人は⑴⑵で、チラホラ⑶⑷がいる、といった具合だ。


私はこの4つのどのタイプにも当てはまっておらず、何かの間違いで偶然入社してしまっただけの人間だった。


そのため、入社した頃、私は同僚達のモチベーションの高さ、社会適合性の高さに驚いた。


まず、上司の言うことにはよく従うし、会社の細かいルールにもよく従う。

基本、偉い人や人事の言うことを聞くことが生き残る必要条件と認識した上での行動だと思うが、仕事自体はもちろん、しょうもない飲み会の幹事ですらとにかくしっかりやろうとする。

さらに、コミュニケーション能力にも問題なく、見た目も比較的良い人が多い。


そして目の前の仕事をこなすだけでなく、自己研鑽にも積極的だ。


私生活も真面目な人が多くて、男性は早く結婚する人が多い。(忙しいからか女性はどちらかというと遅くなりがち)

ステレオタイプな見方だが、「いい大学に入っていい会社に入り、結婚して子供を作るのが良い人生の最低条件」という考え方をしているように思う。


いい大学を出ていたり、体育会系で鍛えられた人は、我慢強い人が多い印象だ。

本人は頑張っていないつもりでも、無気力人間の私からすると、よく耐えられるな、と感心してしまう。


私は仕事についてはそれなりに楽しんでいたし、頑張っていたつもりではあったが、周りから見ればまあ緩い仕事ぶりだったと思う。というか、それは今でもあまり変わっていないが。。

フレックスタイムをふんだんに使って上司よりもはるかに遅く出社し、出社後はまずデスクの引き出しに入れてあるお菓子を食べ、メールの確認を始める。

朝は煎餅、昼はチョコレートがお菓子の定番だ。


さらには飲み会の幹事を任されたのに理由をつけてサボったりしていた。


私は出世には全く興味がなく、自分が興味のある仕事をやらせてもらえてさえいれば、給料が低くても全然問題ないと思っていた。


割と歳が近い人から見ると出世欲がなく敵にならなくて都合が良いという考えもあったのか、単純に面白がってくれていたと思う。


だが上位職と人事にとっては掴みどころがなくてイマイチ言うことを聞かない、使いにくい人間だっただろう。


入社して数年経つと、昇給や昇格に差がつき始める。

やはりどちらかというと私よりは他の同僚の方が昇格、昇給が早かった。


当時の私は、それだけであれば、それほど気にしなかっただろう。


ところが、年次を重ねていくと、昇格の有無に関係なく、役職に着くまでは結局同じような仕事を任される。


自分より上の職制の人の方が楽な仕事をして、自分は給料が安くてもハードな仕事をさせられる、といったことも当然起こる。


同期が昇格し、私が昇格しなかった年、私がしていた仕事は、睡眠を毎日2、3時間しか取れないほどハードで、仕事内容も私が興味が持っていたものではなく、さらにその分野の専門家ですら出来ないと諦めた困難な課題を絶対に解決しなければならない挑戦的な内容であるにも関わらず、成功しても大して評価されない、という、複雑な事情で最悪な内容のものだった。


こんな扱いを受けるなら少しは努力しておいた方がよい。

全く何もしないのと比べたら、少し頑張るだけで、段違いの効果がある。


前向きな活動の方が、追われて仕方なく対処する活動より、精神的な負担が少ない。