結婚式という風習がもたらす苦悩



特に仲が良い訳でもない友人の結婚式に呼ばれることがある。

世の中には結婚式を盛大に行いたいというタイプの人もいれば、全く結婚式に興味がない人もいる。
前者のタイプの夫婦が手当たり次第に知り合いを呼んでいるのかもしれない。
または、一応呼ばないとかえって友人に悪いと思っているのかもしれない。

そして行くつもりのない結婚式に呼ばれてしまうと、断り方に悩むことになる。
「結婚式貧乏」という言葉があるらしいが、式に興味無いし、お金や時間が勿体無いから断りたい、というのが参加を断りたい多くの人の本心なのだろう。
だが、正直にそのまま理由を言ったらサイコパス扱いされてしまう。
断り方に問題があると、後々不都合が生まれる可能性がある。


以前、このようなことがあった。

学生の頃、私を含む8人ほどで時々集まる友人グループがあった。
そのグループの中で最初に結婚したのは友人A。
Aの結婚式にはそのグループのほぼ全員が参加していたが、友人Xだけは不参加だった。
Aから連絡しても返事がなかったそうだ。

その約2年後のある日に同じグループの友人Bが結婚式を挙げ、その翌週に友人Xが結婚式を挙げる、という状況が起こった。
友人Xは自分の結婚式へ招待するために再び連絡を取ってきたのであった。

ピュアな私は特に気にせず、友人Bと友人X両方の式に出席した。
友人Bの式には友人Xを含め、そのグループの人が全員参加していたが、友人Xの式に参加したのは私を含めて3人だけだった。
つまり、友人X本人を除く7人中4人が欠席していた。

やはり友人Aからの結婚式の招待を無視したことが理由なのだろう。
もちろん友人Aは不参加だった。
さらに、ほんの一週間前の自分の式に参加してもらっていたはずの友人Bも「自分の結婚式をしたばかりなのでちょっと行けない」という分かるような分からないような理由で欠席していた。
欠席した4人はおそらく事前に連絡を取り合い、互いの欠席を確認していたのではないかと思う。

なぜ友人Xは友人Aの結婚式に出席しなかったのか。
私の予想では、友人Xは元々結婚式になんて興味なかったのだと思う。
しかし、その後、見栄っ張りな人と結婚することになったので、友人をたくさん集めざるを得なくなったのだろう。

このように誰かの結婚式の誘いを無碍に断ると、自分が結婚する際に困る可能性がある。

結婚式という風習があることによる悩みは人それぞれだ。
タイプ別にいうと、典型的には下記のような悩みが発生すると想像できる。

(1)友人が多いタイプ
     →結婚式に呼ばれすぎて困る
(2)友人が少ないけど結婚式に憧れるタイプ
     →自分の結婚式に人が集まらなくて困る
(3)友人が少なくて結婚式をしたくないタイプ
     →配偶者が結婚式をしたいと頑なに主張してきたときに困る

ちなみに、上記の分類で言うと、私は(3)に入るが、無理に結婚式をさせられるくらいなら結婚自体をやめるという考えなので、それほど悩むことはない。(すごいだろw)

だが、困っている人は案外多いようだ。

どう対応するのがいいのか、今までの経験や周りの事例から、自分なりに考えてみた。


(次ページに続く)