意識中くらい系パンダ

超絶意識低い系無気力人間だったけど最近少し意識高くなった人の話

葬式にて 坊主「南無阿弥陀」甥「うひひひ」

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

 

父の葬式にて…

ワイ(うう…お父さん、何も親孝行できなくてごめん)

坊主「なーむーあぁぁみぃだぁぁぁぁぁぶつ!!!」

甥「ぷっ、うひひひひ」

ワイ(こいつ、葬式で何笑っとんねん…)

 

 

父が亡くなったとき、私は家に篭って泣きまくった。

葬式のときは人前なので、私も他の家族も出来るだけ泣かないようにしていたが泣くのを我慢しているのが分かったし、母は堪えきれずに泣いていた。

 

しかし、兄の子である小学校入学前の甥、すなわち父にとっての孫だけは違った。

大して気にしている風でもなく、いつも通りだった。

それどころか坊さんがお経を読んでいる途中、読み方が面白かったのか笑っていた。

 

葬式中の不謹慎な笑い声で一瞬、「え?」と思ったが、もちろん誰もそのことに怒ったりはしない。

 

子供だからよく分かっていないのだろうし、冷静に考えると、おじいちゃんというのは案外そんなものなのかもしれない。

 

実は私もそんな感じだったのだ。

 

私の祖父が亡くなったのは、私が小学生のときだった。

初めての身内の死に戸惑い、悲しんだが、葬式では笑いはしないまでもいつも通りだった。

そして四十九日になればお経の読み方で笑ったり、強面のお坊さんのことを「海坊主」とか呼んで遊んだりしていた。

 

しかし、父が亡くなったときは、私はすでに大人であったにも関わらず、家では泣きまくったし、葬式でも四十九日でも笑ってはいられなかった。

 

やはり一家の大黒柱となり、身を削って育ててくれた父だ。

何もしてあげられなかったことを心底悔やんだ。

 

 

一方、私の祖父母が亡くなったとき、両親は泣くのを堪えていたと思う。

今思うと、法事中にふざける私を見てどう思っていただろうか。

 

「こいつ…」と思っていたかもしれないし、「まあそんなもんか」と思っていたかもしれない。

いずれにしても怒られることはなかった。

 

結局、こういうことなのかもしれない。

祖父母の死を一番悲しむのは父母の役目。

父母の死を一番悲しむのは私の役目。

 

だから父の葬式で甥が楽しそうにしていても、優しく見守ってあげなくては。